【初めてでも大丈夫】3.初めてのFiveMスクリプト作成

スクリプトの作り方 3.初めてのスクリプト作成(サムネイル)

目次

※まだ開発環境の準備をできていない人は前の記事を御覧ください

初めてのFiveMスクリプト作成

1.はじめに

FiveMのスクリプト開発を始めるには、適切な環境を構築する必要があります。本記事では、サーバーのセットアップから必要なツールのインストールまでを解説します。
今回はテスト環境のためWindowsにてサーバーを構築します。

2.必要なツールのインストール

FiveM開発には、以下のツールが必要です。

リソースフォルダの作成
  1. resources フォルダ内に、新しいフォルダ(例:my_first_script)を作成

  2. フォルダ内に fxmanifest.lua を作成

  3. client.luaserver.lua を追加

このフォルダが、新しく作成するスクリプトの基本単位になります。

fxmanifest.luaの設定

次に、FiveMがスクリプトを正しく読み込めるよう、fxmanifest.lua を設定します。

fx_version 'cerulean'
game 'gta5'
lua54 'yes'

author 'あなたの名前'
description '初めてのFiveMスクリプト'
version '1.0.0'

client_script 'client.lua'
server_script 'server.lua'

この設定により、FiveMは client.luaserver.lua を正しく認識します。

3.クライアント側のスクリプト作成

続いて、プレイヤーの動作を制御する client.lua を作成します。

シンプルな通知スクリプト

以下のコードは、プレイヤーがFiveMに接続した際に通知を表示するものです。

RegisterNetEvent('my_script:notify')
AddEventHandler('my_script:notify', function()
    SetNotificationTextEntry('STRING')
    AddTextComponentString('ようこそ!')
    DrawNotification(false, true)
end)

このスクリプトでは、my_script:notify というイベントが発生すると、プレイヤーに通知が表示される仕組みです。

4.サーバー側のスクリプト作成

次に、server.lua を作成し、クライアントと連携させます。

クライアントへ通知を送る
RegisterCommand('welcome', function(source)
    TriggerClientEvent('my_script:notify', source)
end, false)

このスクリプトでは、プレイヤーが /welcome コマンドを入力すると、クライアント側の notify イベントを呼び出し、通知を表示させます。

5.スクリプトの動作確認

作成したスクリプトをFiveMサーバーで実行し、動作を確認しましょう。

サーバーにスクリプトを登録
  1. server.cfgに以下の一文を追加
ensure my_first_script
  1. FiveMサーバーを再起動

  2. FiveMクライアントで /welcome コマンドを実行

  3. 画面上に通知が表示されれば成功

6.よくあるエラーと対処法

エラー1: スクリプトが動作しない

対策: server.cfg にリソースを登録しているか確認しましょう。

エラー2: コマンドを入力しても何も起こらない

対策: fxmanifest.lua のスクリプト登録が正しくできているかチェックしてください。

7.まとめ

今回のステップを通じて、FiveMスクリプトの基本を学びました。次回は、クライアントとサーバーの通信をさらに深く掘り下げ、データのやり取り方法について解説します。

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